全音半トレーニング

                                      
                      

レッスンの概要

全音+半音の感覚を掴むためのトレーニングです。

全音+半音は、1オクターブを12等分した時の、3つ分の音に該当します。歌唱において、全音+半音の移動は非常に多いですが、全音+半音の感覚がしっかりと身についている人は多くはありません。

本レッスンでは、メジャーコードのルート音に対する全音+半音の移動を繰り返すことで、全音+半音の幅の感覚を掴んでいきます。

半音、全音、全音+半音の音の幅の感覚をしっかりとイメージできるようになると、様々な歌唱フレーズを正しいピッチで歌えるようになります。継続してレッスンすることで、各音の幅を移動する際の喉や共鳴の感覚をしっかりと記憶していきましょう。

レッスンにおける注意点

全音のレッスン、半音のレッスンと同様、ピッチをしゃくり上げて取らないように注意しましょう。全音+半音は、音高差があるため下からピッチを取りがちです。

繰り返しになりますが、上記のようにしゃくり上げてピッチの取る場合、正しいピッチを把握するために「自身の耳」を頼りにしていることが多いです。
声を出して、そのフィードバックを自分の耳で確認し、正しい音程に到達したらピッチの上昇を止める、というフローでピッチを当てにいくことになります。

このピッチの取り方だと、モニター環境の悪い環境だと途端にピッチが外れるようになってしまいます。なぜならば、そのような環境では、自分の声が正しい音程に当たっているかを耳で確認できなくなってしまうからです。

このような状態を避けるために、本レッスンでは音をしゃくり上げず瞬時に音程を当てることを意識して発声するようにしましょう。

上記画像のように、極力早く、全音+半音に到達するようにトレーニングしましょう。ピッチを下から当てるのではなく、上から当てる意識で発声すると良いでしょう。

また、過度に力が入ると、声帯筋という筋肉が働き、俊敏な音程のコントロールができなくなってしまいます。ですので、常にリラックスして発声することを心がけましょう。