ボイトレ初心者の方でもOK!自分一人でできるボイトレメニューを紹介

                   
          

歌が上手くなりたい、練習したいと思っても、どのように練習すれば良いのか分からない方も多いのではないかと思います。

歌の上達には、ボイストレーニングがおすすめです。ボイストレーニングと聞くと「ハードルが高い」「プロがやるもの」と印象があるかも知れません。

ですが、ボイストレーニングアプリ「Voick」を使えば、自分ひとりで効率的にボイストレーニングができます!

ここでは、Voickを使った、ボイストレーニング初心者向けのトレーニングメニューを紹介します。

このトレーニングで身につくこと

このトレーニングを行うことで、音程があった歌を歌えるようになります。

歌に苦手意識があり、自分を音痴だと感じている方の多くは、正しく音程が取れていない場合がほとんどです。自分では音が合っているのか、外れているのかなかなか分からないので、歌うことにも自信がなくなってしまい、歌うことが嫌になってしまうこともあります。

ですが、安心して下さい!アプリを使ってトレーニングを行えば、自分ひとりでもしっかりと音を捉えることができるようになります。

自分のことを音痴だと感じている方でも、繰り返し練習していくことで、ばっちり音が取れるようになりますよ!

レッスンの構成

このレッスンでは、以下のようなステップで練習をしていきます。

レッスンのステップ

  • 「音が合う」ことを視覚的に確認する
  • 様々な構成のメロディを練習する
  • 母音の響きを意識する
  • 全ての母音で、「きらきら星」のメロディに合わせて練習する

一般的なポップスなどでも多く使われている音の動きをベースに、音の取り方をトレーニングしていきます。各ステップをしっかりと練習することで、今までよりも歌のレベルが一段レベルアップすること間違いなしです。

準備

まずは、ボイストレーニングアプリ「Voick」をインストールしてください。無料でインストールすることができます。

そして、チュートリアルが終わったら「初めてのボイストレーニング」を選択しましょう。

そして、本コースに含まれるレッスンを一つずつこなしていきます。

レッスン1 : 自分の声をチェックしよう

自分の出した声について「音が合っているか分からない」と思ったことがあるかも知れません。

Voickを使えば、自分が出した声の音の高さが「青色の線」で表示されるため、音が合っているかどうかを視覚的に確認することができます。

このレッスンを開始すると、まずは参考音が流れるので、その後参考音に続いて発声しましょう。

発声すると、正しく音が取れているかどうか採点が行われます。

採点について

  • SS 完璧に音を捉えることができています
  • S ほとんどズレなく、しっかりと音を捉えることができています
  • A 音を捉えることができています
  • B 若干ずれていますが、音はおおよそ捉えることができています
  • C 若干ずれていますが、なんとか音を捉えることができています
  • E 音が外れています

思ったよりも、自分の歌声がずれていることに気がつくかも知れません。でも、大丈夫です。ボイストレーニングの第一歩は「自分の歌声がどれくらいずれているか」を知ることです!

まずはこのレッスンで、自分の歌声がどれくらいずれているのかを確認しましょう。すべての音でB評価以上が取れるよう、繰り返しレッスンしましょう。

レッスン2 : 音に合わせ発声しよう

このレッスンでは、2つの高さの音で構成されたメロディを歌います。

この2つ高さの音で構成されたメロディを繰り返しながら、繰り返すごとに音程がどんどん高くなっていくようなトレーニングになっています。

ボイストレーニングでは、このように特定のメロディを繰り返しながら音程を上げていく(場合によっては下げていく)ことで、幅広い音の高さで歌って練習します。

幅広い音の高さで練習をすることで、どんな音の高さでもしっかりと歌うことができるようになるのです。

メロディ自体はたった2つの高さの音だけで構成されたシンプルなメロディです。しかし、音が少し動くだけで、音程をきちんと捉えるのがとても難しくなることが実感できるのではないでしょうか。

すべての音でB評価以上が取れるよう、繰り返しレッスンしましょう。

高い音や低い音が出ない場合は、無理をせずに出せる範囲で練習していきましょう。

レッスン3 : 3つの音で練習しよう

このレッスンでは、3つの高さの音で構成されたメロディを歌います。

音の高さが3つになることで、より歌声のコントロール能力が必要になってきます。

一般的なポップスでも、このような音の動きをするメロディがたくさん存在しています。ですので、この音の動きをしっかりと歌えるようになると、いろんな曲での音程感が良くなっていきます

すべての音でB評価以上が取れるよう、繰り返しレッスンしましょう。

レッスン4 : 5つの音で練習しよう

このレッスンでは、5つの高さの音で構成されたメロディを歌います。

5つの音を上昇しながら発声し、その後下降しながら元の音へと戻っていくようなメロディになります。

5つの音をきちんと捉えるのは、実はとても難しいです。

また、自分では音が合っていると思っていても、実際に確認してみると音が上昇している時と、音が下降する時で、音程の外れ方が違ったりすることも良くあります。

※上昇時の方が、3つ目の音を低めに捉えてしまっている例

最初はとても難しいと思いますが、すべての音でB評価以上が取れるよう、繰り返しレッスンしましょう。

レッスン5 : 離れた音を捉えよう

このレッスンでは、離れた3つの高さの音で構成されたメロディを歌います。

これらの音の高さの違いは、それぞれ「完全5度」「1オクターブ」という音の開きがあります。

「完全5度」はピアノで言うとドの鍵盤からソの鍵盤までの開きがある音程で、「1オクターブ」はドの鍵盤から次のドの鍵盤までの開きがある音程になります。どちらも大きく離れた音なので、この音の動きをしっかりと捉えることは、実はプロでもかなり難しいです。

初心者の方にとってはハードルが高いと感じるかも知れませんが、しっかりと練習すれば、この難しいフレーズでもしっかりと音を捉えることができるようになりますよ!このレッスンが一つの壁になるかと思いますが、根気強く練習していきましょう!

このレッスンをマスターすれば、難しい楽曲でも歌いこなせるようになっていきます。

ただ、高い音や低い音が出ない場合は、無理をせずに出せる範囲で練習していきましょう。

レッスン6 : I-E-A-O-Uでトレーニング

ここまでのトレーニングでは、母音を「あ」で練習してきました。

しかし、歌を歌う場合は、もちろん「あ」以外の母音、「い」「う」「え」「お」も使います。したがって、「あ」以外の母音での練習を行うこともとても大切になります。例えば「あ」と「い」では、音の口の開き方や音の響き方が大きく違いますよね。ですので、母音によって発声の難しさ、声の出しやすさが大きく異なるのです。

どの母音でもしっかりと歌いこなせるようになる一つの方法として、「各母音の音の響きをそろえる意識をもつ」という方法があります。

このレッスンでは、その「各母音の音の響きをそろえる意識をもつ」トレーニングをしていきます。

まずは、母音「い」を発声します。続いて、母音を「い」から連続的に「え」に変えてみてください。この時に、顔で感じる声の響くポイントの位置が、あまり変わらないように意識してみてください。

続いて、「え」から「あ」に母音を連続的に変化させていきます。この時も、声の響くポイントは変えないように意識します。つづいて、「あ」から「お」、「お」から「う」へと変化させていきましょう。

このように、各母音について声の響くポイントを同じ場所にできれば、母音によっての発声の難しさの差が軽減されます。

レッスン7~11 : メロディに乗せて(「い」〜「う」)

ここでは、童謡の「きらきら星」のメロディに乗せて、ボイストレーニングを行なっていきます。童謡はシンプルで簡単に思えるかも知れませんが、シンプルがゆえ、音が合っているかわかりやすく、自分の苦手なポイントも掴みやすいのが特徴です。また、「きらきら星」は、いきなり完全5度の音の離れたメロディから開始するので、実は結構難しいですよ!

「い」「え」「あ」「お」「う」の全ての母音で、しっかりと音を捉えることができるように練習しましょう。苦手な母音が見つかったら、「I-E-A-O-Uでトレーニング」に戻り、発声しやすい響きのポイントを思い出しましょう。そして、その響きのポイントを意識して、再度このレッスンにチャレンジしましょう。

レッスン12 : メロディに乗せて(全母音)

最後に、童謡の「きらきら星」のメロディに乗せて、全ての母音を組み合わせながらトレーニングを行なっていきます。ここまでのレッスンの総集編とも言えるレッスンです。

母音が変わるので、難しく感じるかも知れませんが、これまでのレッスンを繰り返し練習し、経験を積み上げていくことで、しっかりと歌い切ることができるようになるはずです。

総合評価で、S評価以上を取れるように練習していきましょう!