「歌が上手くなりたいけれど、ボイストレーニングに行くのは抵抗がある」「まずは費用をかけずに、自分でできるトレーニング方法が知りたい」と考えていませんか?
自宅での練習は、何から始めてよいかわからなかったり、防音の問題が気になったりと悩む人も多くいます。
そこでこの記事では、自宅でできるボイストレーニングのやり方を課題別に解説! すぐに使えるボイストレーニング用のグッズやアプリから、防音対策の方法まで、具体的にご紹介します。
今、ボイトレアプリを使って自分ひとりでボイストレーニングができることをご存知ですか? 自分の歌声を可視化しながら豊富なトレーニングができるので、驚くほど歌が上達すると話題のアプリ。
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一口にボイストレーニングと言っても、さまざまなやり方があります。大切なのは、自分の課題に合わせた練習メニューを取り入れることです。
ここでは、代表的な以下の6つの課題に合わせて、自宅でできるボイストレーニングのやり方を紹介します。
歌を歌うときに、高音が上手く出せずに悩む人は多いもの。そんな時に自宅でできるおすすめの練習方法に、「ネイネイトレーニング」があります。
ネイネイトレーニングは、「ネイ(Nay)」の発音を繰り返しながら発声するトレーニング方法です。
発声の際に「N」の音を入れることで、声帯が閉じやすくなるため息漏れの量が減り、地声に近い音色で発声できるようになります。この状態で高音を出す練習をすると、地声に近い音色のまま高い声が出やすくなるのです。
ネイネイトレーニングの具体的なやり方は次の通りです。
この時に、「ネイ」をわざとらしくしっかりと発音することがポイントです。
繰り返し練習することで、それまで裏声でしか出せなかった音域も、地声に近い音色で発声できるようになります。
ネイネイトレーニングにおすすめの音階がこちらです。(参考音あり)
動画に合わせながら「Nay」を繰り返し、徐々に音階の高さを上げていきましょう。1日たった1分、毎日続けることが大切です。
音程を正しく取るためには、そもそも自分の音程が合っているのか、出したい音に対して高いのか低いのか、どのくらいズレているのかなど、状況を知ることが大切です。
自分の声の弱点や傾向を知った上で、正しい音程に合わせられるように調整を繰り返しましょう。
自分の状況を確認するために、まずはツールを使って自分の声を可視化してみてください。
カラオケボックスの音程バーでも音程を確認できますが、利用のたびに費用がかかるため、日常的な練習には不向きでしょう。また、音程の判定も大雑把です。自宅で毎日練習をするためには、手軽なスマートフォンアプリの活用がおすすめです。
ここでは一例として、ボイストレーニングアプリ「Voick」を活用した音程トレーニングをご紹介します。
「Voick」では、自分の発声した音声をリアルタイムで可視化することが可能です。
実際に、ボイストレーニングアプリ「Voick」をダウンロードしてウォームアップレッスンを開くと、次のような画面が表示されます。
録音ボタン(●)を押すとレッスンが始まるので、表示された白いバーに合わせて、声を出して練習してみましょう。自分の声のデータが水色の線で表示されるので、白いバーと比較して正しく音程が出ているか、もしくはズレているのかを確認することができます。
発声する母音によって、音が取りやすかったり取りにくかったりするので、5つすべての母音でトレーニングしましょう。音程がズレていた場合は、レッスンを繰り返し行い、白いバーに合うように調節していってください。
毎日繰り返すうちに自分の声の傾向がわかり、徐々に正しい音程で発声できるようになります。
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歌が上手くなるためには、音程だけでなくリズム感も必要です。リズム感は毎日のトレーニングで鍛えることができます。
四拍子など一定のリズムに合わせて手を叩く練習方法は、自宅でも手軽にできるためおすすめです。
ゆっくりとしたリズムから開始し、徐々に難しいリズムにも練習すると効果が出やすくなります。
以下におすすめのリズム動画を添付したので、合わせて手拍子をしてみましょう。
最初は上手くリズムが取れなくても、毎日実施することで徐々に音に合わせられるようになります。毎日楽しみながら続けてみてください。
声を長く出し続けることを、「ロングトーン」といいます。ロングトーンを身につけると、声の不安定さがなくなり、音量や音程を保ちやすくなるためおすすめです。
ロングトーンを身につけるには、正しい息の吸い方と吐き方をつかむ必要があります。そのためにまず、「腹式呼吸」を習得しましょう。
腹式呼吸のトレーニング方法は、以下の通りです。
息を吸うときは、肩や胸が上がらないように意識しましょう。このときに、お腹の前だけを膨らませるのではなく、腰回り全体に空気をためるイメージを持つのがポイントです。難しい場合は、仰向けになり、膝を少し曲げた状態でやってみるとやりやすくなります。
下記に実際の呼吸のリズムを添付したので、リズムに合わせて息を吸ったり吐いたりしてみましょう。(リズム音声付き)
まずは1日5回程度から開始し、慣れてきたら徐々に回数を増やしてみてください。
ロングトーンについては、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
美しいビブラートには、歌に深みを持たせる効果があります。歌手のようなビブラートを出すために、ビブラートについて簡単に学びましょう。
実はビブラートのやり方は、一通りではありません。代表的なやり方には次の3つがあります。
一般に、3の「横隔膜を使ったビブラート」が安定した豊かなビブラートとされ、「顎を使ったビブラート」はよくないビブラート、とされることがあります。しかし、それぞれ音の特性も異なるため、自分が出したいビブラートがどのパターンかを把握しておくのがおすすめです。
今回は一例として、よいビブラートとされることが多い「横隔膜を使ったビブラート」の練習方法をご紹介します。
横隔膜を使ったビブラートに効果的だと言われているのが、「ドッグブレス」です。ドッグブレスとはその名の通り、犬が呼吸するような「ハッハッハッハッ」という短い呼吸のことを指します。
ドッグブレスでは、横隔膜が上下に運動します。そのため、「横隔膜を使ったビブラート」を身に着けるのに、非常によいトレーニングになるのです。最初は少しずつでいいので、毎日取り組みましょう。
ボイストレーニングアプリ「Voick」にも、ドッグブレスのレッスンがあります。
レッスンに合わせて「ハッハッハッハッ」とリズムよく呼吸をしながら、ドッグブレスの練習をしてみましょう。レッスン内容の白いバーに対して、自分の声が青い線で表示されるため、リズムが合っているかを確認しながら進めてください。
レッスンが進むにつれ、徐々にテンポが上がっていきます。テンポが早くなっても安定したドッグブレスを維持できるようにトレーニングしましょう。
【ビブラートの練習ができる! ボイストレーニングアプリ「Voick」のダウンロードはこちら】
またビブラートについては、下記の記事でより詳しく解説しています。よろしければ参考にしてみてください。
そもそもの「歌声の基礎力」を高めたいと考えている人もいるでしょう。基礎力を高めるトレーニング方法はいくつもあります。
①〜⑤で紹介した練習方法の他に、自宅で基礎力を高めるのにおすすめなのが「リップロール」のトレーニングです。リップロールとは、口を軽く閉じたまま息を吐き、唇をブルブルと振動させる動作を指します。
リップロールを習得することで、上手く脱力できるようになったり、息の量を調節しやすくなったり、音程が取りやすくなったりと、さまざまなメリットがあります。
はじめはブルブルとした振動を長く続けるのが難しいかもしれません。そんなときは力を抜き、呼吸の量を調整しながら感覚を掴んでいきましょう。
ボイストレーニングアプリ「Voick」にも、「リップロール」のトレーニングがあります。活用することで、日々のトレーニングに取り組みやすくなるでしょう。
アプリ内のリップロールのレッスンを開き、白いバーの音階に合わせて、声を出しながらブルブル(brrr)と唇を震わせます。
自分の声が青い線で表示されるので、高さやリズムを合わせながらトレーニングしてみましょう。1レッスンたったの1分。毎日繰り返すと効果的です。
【リップロールのトレーニングができるボイストレーニングアプリ「Voick」はこちら】
この記事でご紹介した6つのボイストレーニングのやり方は、大きな声を出さずとも実施できるものばかりです。しかし、自宅で歌唱力向上を目指す上では、周囲への音漏れが気になるケースも多いもの。
ここでは、自宅でボイストレーニングに取り組むための、防音対策の方法をご紹介します。
市販の防音グッズを活用する方法は、難易度が低く、手軽に行うことができます。ただし、簡易的となるため、大音量での練習には注意が必要です。
ボイストレーニングを行う部屋自体に簡易的な防音対策を施すのも、比較的簡単にできるやり方です。カーテンやマットを設置したり、床や壁に防音材・遮音材を貼り付けたりすることで、音漏れを軽減します。
隙間があると防音の効果が半減してしまうため、できるだけ隙間なく対策を施しましょう。
防音室や防音ボックスを活用すると、音漏れの量を減少させることができます。
商品により、サイズや防音性能、価格もさまざまです。レンタル品もありますので、自宅の環境に合わせて選択しましょう。
防音室や防音ボックスは、自作することも可能です。ただし、ただ単に遮音材や吸音材を重ねれば防音室ができるかというと、そうではありません。
防音室の設計には、正しい知識に基づいた素材の選択や、組み合わせ方の順序が求められます。
以下の記事で、音響設計学に基づいた防音の理論と、防音機能の作り方を詳しく解説しています。本格的な防音室や防音ボックスを作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
自宅でのボイストレーニングには、グッズの活用も有効です。音を出さずにトレーニングできるタイプのものから、音を抑えながら発声練習を行うものまでさまざまあります。
口にくわえて呼吸をしたり、発声したりすることで、声が通りやすくなるグッズです。声を出さない練習にも活用できます。
POWERbreathe (パワーブリーズ) プラス 呼吸筋(吸気筋) トレーニング【日本正規品 2年保証】
マウスピース部分を唇で覆うようにくわえ、リラックスした状態で呼吸を行います。1日2回、1セット30呼吸で、呼吸筋を鍛えます。調整バネで負荷をコントロールできるため、それぞれの能力やコンディションに合わせてトレーニングすることが可能です。
NEIGHBOR CLOWN 腹式呼吸 肺活量トレーニング器具 簡単エクササイズ 自宅トレーニング ダイエット 肺活量 を鍛える 心肺機能 回復器具 RCステッカー付
呼吸筋を鍛えたい方や、カラオケが好きな方におすすめです。口にくわえ、鼻から息を吸い、口から息を吐く動作を繰り返します。3段階のレベル調整が可能。1日5分で、肺活量のアップや腹式呼吸の習得が期待できます。
Be-Vo (ビーボ) ボイストレーニング器具 自宅で簡単ボイトレグッズ (ブルー)
口で噛み、付属のトレーニングメニューに沿って声を出したり舌を動かしたりすることで、顔の筋肉を鍛えることができます。顎が固定された状態になるため、これまで連動して動いていた顔の各筋肉を単独で動かせるようになり、出したい声をコントロールできるようになります。
SEIKO セイコー デジタルメトロノーム クリップタイプ ミントグリーン DM51G 回転ボリュームで音量調節、消音も可能
小型のデジタルメトロノームです。リズム感を身につけるときに役立ちます。クリップ型なので、トレーニングスペースに簡単に設置が可能。また、音だけでなく光の点滅でもリズムを表してくれるため、手拍子や発声をしながらでもリズムが取りやすくなっています。
カラオケマイク ボイトレ 防音マイク ストレス解消 カラオケ 歌 練習 遮音 腹式呼吸 ダイエット エクササイズ フィットネス 体幹 トレーニング 【RCステッカー付】 BL
外に漏れる音を抑えながら、自宅での発声練習が可能です。マイク本体は自立し、口をあてる部分の角度を変えることもできます。スマートフォンで音楽を流しながら発声すると、トレーニングがしやすいでしょう。
ボイストレーニングアプリとの併用にも適しています。
自宅での練習は、自分ひとりで何をやればよいかがわかりづらいもの。また、練習している最中も、音程やリズムなどが「これで合っているのか?」と、不安になることもあるでしょう。
ここでは、ボイストレーニングを補助してくれるアプリや、自分の声が可視化できるアプリを紹介します。
「Voick」は、歌の練習に特化したアプリです。音声解析技術を用いて、自分の歌声をリアルタイムで可視化することができます。
また、課題に合わせたレッスンを選択して、お手本音声と比較したり、録音したりすることも可能。音域測定機能も備わっており、自分の成長を実感することができます。
自宅でのひとりのボイストレーニングでも、自分の状況を確認した上で、何をすればよいかが明確になるので安心です。
▼「Voick」のTwitterでの口コミ
ボイトレアプリの決定版!【Voick】:ダウンロードはこちら
「Smart Metronome & Tuner」は、シンプルで使いやすいメトロノームアプリです。1/44100秒単位で正確にテンポを刻むことができます。
振り子の表示により、目でもテンポを確認できるため、発声をしながらのトレーニングにもおすすめです。拍子や小説数・テンポなどを自習にプログラムしたり、セットリストを作ったりできるので、リズム感を鍛えるのに適しています。
練習時間の記録も可能なため、毎日のレッスンが続けやすくなるでしょう。
▼「Smart Metronome & Tuner」のTwitterでの口コミ
Smart Metronome & Tuner:iOS版 / Google Play版
「VocalPitchMonitor」は、音程の計測に特化したアプリです。C1からB7までの6オクターブを表示することができます。チューナー機能や、各音階に色をつける機能も備わっています。
▼「VocalPitchMonitor」のTwitterでの口コミ
VocalPitchMonitor:iOS版 / Google Play版
さまざまなアプリがあるので、自分に適したものを探してみてください。
自宅でボイストレーニングを実施する方法は、さまざまあります。
呼吸法や発声法は1日では身に付かないため、自宅毎日トレーニングをすることは、非常に大切です。まずは自分の弱点を知り、自分に適したトレーニング方法を見つけましょう!